official575’s blog

ミニマリスト夫婦の日常

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

速足に道を誤る春泥や(真打)

人生をやり直したいとは全く思わない。 怠けていると、神様から罰が当たるかもしれないが、疲れてた。 でも、強制的に戻されたとして、夫とは結婚しない。 夫とは結婚せず、娘にも会えず、進んだら、人生をやり直したい、あの時に戻してくれたらこうするのに…

絶望と寸時のダンス霞立つ(序の口)

何年か前に旅行先でふらっと立ち寄った写真展。 あまりに素晴らしい世界観に感動した。 泊まったホテルで偶然2回目の再会を果たした時も驚いたが、 なんと3回目の再会の機会を得た。奇跡だ! 第二次世界大戦頃の暗い時代背景の中の一瞬の幸せを切り取った作…

復帰プログラム菜の花化してキャリア積む(真打)

新卒で入ってきた後輩が、入社10年めにして育児休暇に入る。 10年彼女を見てきたが、彼女の母性は、そのまま退職の可能性を否めない。 個人的にはウマの合わない生意気な後輩。事あるごとに呆れ果てる。戻ってきて欲しくはない。 が、男尊女卑極まりない…

ナビゲート婿に任せて歩く春(序の口)

いつも、ついつい出しゃばってしまう。 主体はいつも自分で「俺が、俺が」 方向音痴なくせに先導しようとしたり… 今回も目で妻にたしなめられる。 そうね。お呼びでないね。そもそもあてにならないし。 頼もしいナビゲートのおかげで、春を感じる気持ちのよ…

雪を待つ子蕾をディフェンス(真打)

暖冬とは言え、寒さが続くと滅入る。 2月は、毎年、落ち込んでる。 今年はなんと! 会社がスポンサー契約しているバスケのチケットが当たり、出掛けた。 気が重かったのは最初だけ。 チアブースを観て、ラーメンを食べ、しているうに試合開始。 面白かった…

水温む母のたも網眺むる子(序の口)

自然の川に外来種のグッピーが繁殖しているらしい。 繁殖力の高いグッピーが増えすぎて手に負えず、誰かが川に捨てたのだろう。 先日、歩いていたら遊歩道の水路に親子がいた。 どうやらグッピーを捕獲しに来たらしい。 こんなところにもグッピーがいるんだ…

火起こしの火傷の指先温む水(真打)

添削いただき、以下のとおり修正いたします。ありがとうございます。 指を→指先 ※※※※※ 薪は、散歩のたびに少しずつ集める。 河原や湖畔に出掛ける。 フルコースで、焼き芋、ソーセージ、お餅、りんご… 年季入った、お気に入りのスノーピークの焚き火台。 マ…

新調のラケット軽し冬を裂く(序の口)

テニスラケットを買い替えた。 よく飛ぶ。 力を入れなくても鋭い球が飛ぶので、老体にはよいかも。 と思ったら飛びすぎてホームラン。 澄んだ冬の空を切り裂く!!

夫(つま)刻む白菜の鍋てんこ盛り(真打)

得意は掃除だったが、好きなのは料理だった。 家族の喜ぶご馳走を作るのは、楽しい家事だった。 夫も娘も、美味しい美味しい、と言って、好き嫌いもなく食べてくれた。 ひょんなことから、今はその役目が夫になった。 採算度外視の料理は美味しくて当たり前…

鍬洗ふ桶のコツンと初氷(序の口)

木曜日はボランティアで農作業をしている。 高齢などを理由に手がかけられない畑の管理ということで、いくつかの畑で農作物を育てている。 作業終了後に桶で農機具を洗おうとしたら、水面でコツンと音がした。 そういえば朝遠くの方で誰かが「今日は初氷だっ…

春よ来い春は来るなよ子の寝息(真打)

同僚の息子さんが転勤になり、26年間一緒に暮らした家から独立することになった。 そろそろ子離れを、と、異動を受けるよう諭したのは親の同僚の方だったようだが、現実化すると複雑のよう。 4月までの毎晩、一緒に晩酌をしているのだそうだ。 せつない。

睦月の句(一覧)

真打 原句 修正後 添削者ID ファスティングご褒美食は御神渡り 戸惑いのトランスジェンダー帯を解き バスツアー北上するは梅探り 出向のボスの伏せん霜柱 行列のできる餃子や毛糸編む 行列のできる餃子や編む毛糸 白線に1ミリかかる虎落笛 老犬の寄るがまま…