official575’s blog

ミニマリスト夫婦の日常

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

桜隠しシリコンの枝凍えたり(真打)

都内で63人?が感染? いや68人? アフリカでは、あれからずっと今も、2万人の子供が亡くなっているというのに。 どうでもいい、とは思わない。 でも、比べものにならない。 阪神大震災が起きたとき、娘のオムツが取れた。 要らなくなったオムツを被災…

キッチンカー客はぽつりの花見かな(序の口)

「週末はキッチンカーも来ます」の貼紙。 河川敷のオープンデッキを備えたカフェ。 桜が見事なこの時期、キッチンカー2台が来ていた。 イベント自粛のため桜祭りは中止。 外出自粛で人もまばら。 数多く設置された椅子とテーブルにお客さんはただ一人…PCに…

里帰り控えてくれと毒菌(真打)

両親とソリが合わない。 お嬢様育ちの母は独裁的で、 完全に母方傘下の父は、毎日お酒さえ飲めれば良い人だった。 こんな感情は罰当たりで大人気ないが、2人とも本当にキライ。

花開き自粛疲れの人溢れ(序の口)

あれも自粛、これも自粛となり、時間はあってもすることがない。 そんな日々が続いている。 先週末の3連休、 お気に入りのカレーを食べに娘夫婦と出かけた。 自粛だから今日も車は少ないかと思いきやあっちもこっちも大渋滞! 彼岸ということも手伝って、自…

沈黙の羊の毛刈る腫瘍かな(真打)

老犬と住んでいる 娘が12歳のとき我が家にやってきて、かれこれ16年を過ぎた。 娘が独立して、我が家の平均年齢は加速。 彼の体にはあちこちに腫瘍ができていて、リードを外すのも痛がる。 抱っこもできない。 目も見えていないで、あちこちぶつかる。転…

イベントも自粛の川辺花咲けり(序の口)

よく行く川沿いの桜祭りで甘酒を飲もう、なんて話を1月前にしていた。 こじんまりとした田舎っぽいイベントだったが、そこも中止となった。 バスケも中止、いつも行くテニスコートも閉館。 それでも桜は自粛など、どこ吹く風といつもより早く咲いた。

香港のエスカレーター石鹸玉(真打)

世界一長いエスカレーターは香港にある。 名所と知らず、どこまで続くのだろうと、800メートル続くエスカレーターを上っていった。 小さな街に立ち並ぶマンション群。 中腹で、エスカレーターを降りて散る人々。 洗練された暮らしは、シャボン玉のように儚く…

週末のノルマ2万歩山笑う(序の口)

このところ、車での移動を極力やめて歩きで出かけている。 車では通れない道はもちろん、普段車で通る道も ゆっくり見渡す余裕があるからしんせんだ。 何気ない日常こそがありがたい。 暑くて歩けない夏が来るまで毎週2万歩を歩こう!

復旧を砕く余震や春遠し(序の口)

9年前、単身赴任で仙台にいた私は被災した。 その日は情報が全くなく、とんでもないことになっていることは知らなかった。 直感でただ事ではないとは思っていたが… 現地で復旧の段取りをしていたものとして、何より応えたのは余震だった。 それまでの努力が…

アルバムをめくる手の甲麻疹痕(真打)

お臍の横に麻疹痕があった。 お風呂に入るとき、ビキニを試着するとき、妊娠中にお腹周りを測るとき、いつも視界に入った。 最近パタリと見かけなくなり、50年も経てば消えるのね、と思っていたら。 まだあった、ありました。 6年前の15センチほどの開腹…

「暖かくなり」は浅蜊の催促(真打)

老いた母からラインが届く。 風邪に気をつけて 水分補給をしなさい 娘の私を気遣ってくれてるのだと思いこんでいた。 私がラインすると、どんな内容でもすぐに娘から電話がかかってくる。 週末には遊びに来てくれる。 話が尽きない。 そうか、母は私からの連…

卒業式雲なき空の無観客(序の口)

晴れ舞台とお別れと様々な思いが交錯する卒業式 今年の卒業式は、卒業生のみで在校生は出席せず。 保護者も一人のみ許可 ということを聞いた。 本来なら卒業式の後、別れを惜しんで青空の下で写真を撮ったりしゃべったり… しかし今年の卒業式は静かに終わる

卒業の廊下に響くおのまとぺ(真打)

突然の休校。 1、2年生ならまだしも、卒業生にはどうなのかな。 1日1日の時間の流れを感じられる時期。 またね、バイバイ。 あの日が最後になるなんて、思いもしなかった、なんて。 そうか、そういう思いを抱えて生きるのも人生なら、こういう卒業もあり…

メール鳴り子は来ざりけり味噌作る(序の口)

今週は娘が家に来る予定になっている。 しかし、月火水とメールで来れないと連絡が入った。 比較的、親に顔を出してくれる親孝行な娘なのだが、約束が守られないことに落胆する。 そんなことだろうと昨日大豆を水に浸けておいた。 今日は味噌を作ろう。

如月の句(一覧)

真打 原句 修正後 添削者ID 速道に道を誤る春泥や 復帰プログラム菜の花化してキャリア積む 雪を待つ子の蕾をディフェンス 火起こしの火傷の指を温む水 火起こしの火傷の指先温む水 夫(つま)刻む白菜の鍋てんこ盛り 春よ来い春は来るなよ子の寝息 序の口 …

合コンの五人囃子や奏でをり(真打)

娘が幼稚園で、将来の夢について「お雛様になりたい」と描いたら、お姫様の間違いでしょう、と糺されたと言う。 親バカな私は、杓子定規な教諭の発想に怒りを覚えたが、他人の娘に些細なことでも正しいことを教えてくれようとしてくれたとしたら、やはり有難…

真っ直ぐとならぬ畝かな春寒し(序の口)

木曜日は畑作業の日だ 数カ所の畑を30人ほどで管理名目で使わせてもらっている。 素人の集まりなので、試行錯誤だ。 白いロープを張って、鍬で畝を作る。 どういう訳か、後から見ると真っ直ぐになっていない。 歪んだ地形と歪んだ性格のせいか…