むせ返るクールビズの日ムヒを塗り(真打)
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再開のコートに立てり風薫る(序の口)
本当に久々にテニスができた。
外のコートなので、個人利用に限り
6月から再開となった。
一番良い季節にずっとできなかったが
、おかげさまでとても気持ちの良い日となった。
娘夫婦も楽しそうで、なぜか上手くなっていた。
若いっていうのはすごいな。
若さだけじゃないか、センスだね!
老犬の足はスタスタ青葉かな(序の口)
最近、我が老犬の足取りが軽い。
何度も尻持ちをつくのだが、それでも公園ではスタスタ歩く。
公園の青葉からエネルギーをもらっているのか、それとも見守ってくれているのか。
うなだれる我に舌出す青葉騒(真打)
仕事で失敗をした。
これまでなら、落ち込んで、ミスの分析、改善策を立て…
でもなぜか今回、仕事のスタンスを変えようと思い立った。
私ももう55。
いいんじゃないかな。
世情のおかげかもしれない。
普段どんなこともポジティブに考えるよう奨励されてるではないか。
こんなときに不謹慎だ、なんて言われる筋合いはない。
今このときが、いつまで続くか分からないんだから。
夏安居一億人の修行僧(真打)
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借金を残す遺影に落雷や(真打)
義父は、見栄張りの法螺吹きな 人だった。
借金は億を超え、自宅も差押え。
長男だった夫のところにも督促状が届いた。
身重だった私は、産まれてくる子供のために必死でお金を貯めていたが、これはそのうち借金のカタになるだろうと思っていた。
それでも盆暮れに会う義父は、もうすぐ大金が手元に入ってくる、と法螺を吹いた。
さすがに行きづまり、逃げ回る生活も当たり前になった頃、癌が見つかった。
あれほど苦しめられた年月から、余命半年であっけなく解放された。