official575’s blog

ミニマリスト夫婦の日常

借金を残す遺影に落雷や(真打)

義父は、見栄張りの法螺吹きな 人だった。

 

借金は億を超え、自宅も差押え。

長男だった夫のところにも督促状が届いた。

身重だった私は、産まれてくる子供のために必死でお金を貯めていたが、これはそのうち借金のカタになるだろうと思っていた。

 

それでも盆暮れに会う義父は、もうすぐ大金が手元に入ってくる、と法螺を吹いた。

 

さすがに行きづまり、逃げ回る生活も当たり前になった頃、癌が見つかった。

あれほど苦しめられた年月から、余命半年であっけなく解放された。